ヘボン式の抑えるべきツボ
ヘボン式の認知度
ヘボン式とはローマ字の記法で看板やパスポートなどに使われている一番メジャー*1な記法ですが、知らない人も結構いらっしゃるのではないのでしょうか?
というのも、先日、仕事をしている最中にこんなやり取りがありました。
上司「内容はあっているけどスペルというか書き方間違っているよ」 後輩「はぁ...」 上司「これ[ジョ]が[JYO]になってるよ」 後輩「う~ん」 僕(あ~なるほど) 後輩「[zyo]ですか?」 僕(そこじゃない!) 上司「[シ]をローマ字で書くとどうなる?」 後輩「[SI]?」 僕(そうだよね~)
その後、後輩が上司にヘボン式のレクチャーを受けているのを眺めながら、なんとなく自分の中で気をつけているヘボン式の書き方をまとめてみようと思いました。
ヘボン式のツボ
サ行とタ行、ザ行とダ行、そしてシャシュショとチャチュチョとジャジュジョそしてフ
ヘボン式記法と一般的(?)なローマ字との違いは上記にほぼ集中しているのでここを覚えられれば間違いにくくなります。
サ行とタ行
僕の後輩も間違えていたところです
。
サ行は子音が「S」、タ行は子音が「T」でプラス母音の2文字が基本ですが以下が例外となります。
日本語 | よくある間違い | ヘボン式 |
---|---|---|
シ | SI | SHI |
チ | TI | CHI |
ツ | TU | TSU |
ザ行とダ行
ザ行は「Z」ダ行は「D」が基本の子音です、例外は「ジ(ヂ)」と「ズ(ヅ)」です。 「ジ(ヂ)」と「ズ(ヅ)」は音が同じなので書き方も同じで以下のようになります。
日本語 | よくある間違い | ヘボン式 |
---|---|---|
ジ(ヂ) | ZI | JI |
ズ(ヅ) | DU | ZU |
シャシュショとチャチュチョ
この2つはどちらも真ん中に「Y」を入れたくなりますが、ヘボン式ではどちらも「Y」は入りません、「H」が入ります。
日本語 | よくある間違い | ヘボン式 |
---|---|---|
シャ | SYA | SHA |
シュ | SYU | SHU |
ショ | SYO | SHO |
チャ | CYA | CHA |
チュ | CYU | CHU |
チョ | CYO | CHO |
ジャジュジョ
こちらも真ん中に「Y」を入れたくなりますが、子音が「J」と各母音のみの二文字になります。
日本語 | よくある間違い | ヘボン式 |
---|---|---|
ジャ | JYA | JA |
ジュ | JYU | JU |
ジョ | JYO | JO |
フ
日本語 | よくある間違い | ヘボン式 |
---|---|---|
フ | HU | FU |
「ん」の表記
「ん」は「N」で表記しますが「B」、「M」、「P」の前の場合は「M」で表記します。
難波→NAMBA
秋刀魚→SAMMA
はんぺん→HAMPEN
難波はNMB48があるのですぐに覚えられますが、他の2つはスッと入りにくかったです。
長音
長音は一音で表現します。
太郎→TAROなどが有名ですが、正直これが一番「んっ?」ってなりやすいです
余談ですが飯田さんは「IDA」と表記しますが、私の友人に井田さんという方がいますが、その方のパスポートには「IDA」と書いてあるそうです、表記が同じですね。
最後に
以上が抑えるべきツボになります。
あくまで私の感覚での間違えやすいと思うところなので、申し訳ありませんが人によっては過不足があるかもしれませんが、
これがどなたかの助けになればと思います。
普段から駅名や標識、看板の英語表記を見るのも気づきになると思います!!
*1:これ以外が許容されているのだろうか?